今年もお世話になりました。

今年もお世話になりました。

狙撃者/ボーン・アイデンティティ
をDVDで観たりしたのだった。ダグ・リーマン版『ボーン・アイデンティティー』のパクリじゃなくて88年にロジャー・ヤング監督が撮ったラドラムの『暗殺者』の先行映像化作品になります。主演がリチャード・チェンバレンなので原作を読んでいた時に感じていた「ボーンっておっさん!」感が非常に強いです。これはあれか、90分前半、90分後半なのでテレビシリーズなの?
内容もかなり原作に忠実。デイモン無双のリーマン版よりも「自己探求の旅」要素がかなり強いです。特にボーンが過去の自分の行動を追いかけながら、関係者からいかに記憶を失う前のボーンが冷徹で計算高く用心深い男だったかを聞かされて衝撃を受けるシーンでは観ているこっちもつられて吃驚。という原作のフレーバーをよく生かしています。『暗殺者』って「狙撃者」も「ボーン・アイデンティティー」も途中でボーンの過去を知っている人物が出てくるからボーンの正体云々は実はそんなに問題じゃなくて、どのように他の要素でグイグイ観客を引っ張るかっていうのが大事なんだけど、これはうまい。デイモン版はアクションで引っ張ってましたけど、こっちはサスペンスで引っ張ってる。
ヒロイン要素をザックリと切り落としてひたすら「孤高の暗殺者」に徹していたデイモンと比べてチェンバレンのボーンはしょぼいおっさん度が非常に高く、記憶を取り戻すための手がかりや過去の自分に怯えるボーンの精神安定にヒロインはかなり貢献しています。これも原作通り。
原作にもあった終盤の墓場での撃ちあいのシーンも再現しているので、本当に原作をよくトレースしている印象。
もう原作をトレースし過ぎていて、デビッド・ウェブ時代の元奥さんや子供の死んだ姿がフラッシュバックするなど再現度高し。この奥さんと子供はドラマには全く関係ないんだけど、そこまで再現してしまうのか。
デイモン版がスパイアクション映画とするならこちらは冒険スパイ映画。面白いのでデイモン版の『ボーン・アイデンティティー』が好きで好きで死にそうな人は探して借りてみよう。結構お勧め。

ラブライブカラオケ
DAMとJOYに置いて2014年夏の時点ではアニソンカラオケの分野において『ラブライブ!』の映像が皆無だったJOY。一方、DAMは一期のOP映像を収めた『僕らは今のなかで』を収録することでラブライバーにアピールをしていたのだが、JOYが反撃を開始。冬の時点で六曲に映像を一挙に追加。しかもアニメ映像の切り貼りじゃなくてシングルに特典としてついてきたPVを収録と頑張ってますなあ。
あと『艦これ』では『恋の2-4-11』に続いて『暁の水平に』をはじめとして十曲以上追加と明らかにオタをターゲットにしている印象。
マクロスオーディション』もJOYの録画機能で歌っている姿を録画しオーデションにエントリーが可能など(要するにド田舎でもJOYさえあればオーディションに応募可能)もうこっちのカラオケだよな。という印象。

今回の『シノハユ』!
シノハユ』シノちゃんのお母さんが銀座と横浜の店のナンバーワン、しかも打ち手としても非常に優れていた過去が発覚。それであれか? 突然失踪してシノちゃんはお母さんを探すために麻雀大会のナンバーワンを目指すのか? これもう近マの世界やんけ。
さらに固定資産税など生っぽいワードが非常に多い。
こういうのがハッタリじゃなくてざっくり動くとなると物語としてはかなりスケールがでかくなる予感がする訳で『咲日和』の印象が薄くなってしまった。

今回の艦これ!
レベル上げだ! というか、フリーソシャゲ感覚で遊び始めたのだが、結局課金が将来も考えると最低限五千円くらいは見積もってしまえる。
まあ、色々な人との接点もできたし、同人誌出したし、まだ安いくらいだろう、みたいな感覚なのですが。
それに五千円って昔ソフトやCDROM、DVDROMのパッケージを購入して遊んでいた時の額とそう変わらないので、まあ、ゲームに入れ込んだらそれくらいはやっぱり行くよな、という感覚です。

今回の百合!
『あの娘にキスと白百合を』(2)。もーバリバリに思春期のコンプレックスと自意識過剰が百合に繋がっている非常によく出来た百合漫画。
ぼくが百合漫画をお勧めするとこれはベスト5のうちにはいる。「百合姫」ではなく「コミックアライブ」連載なんだけど。いいことだ。
今回は「百合なんだけど、これはひょっとして寂しい女の子同士の疑似恋愛では?」と思わせるような展開で、でも百合なんだよ! という崖っぷちを全力疾走している感が非常に強く満足ですわー。

紫電改のマキ』二巻

この画像は眼鏡っ娘がショートヘアの娘のおっぱいを背後から揉んで悶えさせているレズものではなく『紫電改のマキ』のドッグファイトで後ろを取られた比喩表現である。
二巻あたりからこういう比喩表現が増え始め、また台詞も「お前らもうおしまいなんだYO!」など名台詞もマシマシの『紫電改のマキ』。波を感じます。

とび蹴りではなく上空から強襲をかけている。